Communication between trees (at Kairakuen Garden)

数年前、はるばる茨城県の水戸までデイヴィッド・シュリグリー展へ行ったついでに、梅で有名な偕楽園も訪ねた。シーズンオフの庭園は閑散として、花の咲いていないごつごつしたむき出しの枝が小雨混じりの曇り空にからまっていた。静まりかえった場所であれだけ沢山の古い梅の木に囲まれると、なんだか一種の怪電波が自分の周りを飛び交っているような気配を感じ、木は人には聴こえない独自の周波数を出していて、木同士で会話しているんじゃないか、と思った。

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“Notes from a Small Island”

絵を描く気になれなくて、ひたすら家の掃除と整理をしていた一か月。もう要らないな、と思った物は今までにないくらい思い切って捨てたり売ったり。服と靴は『古着deワクチン』というところに寄付。あとは、あきれるぐらい溜め込んでいた雑誌の切り抜きをしたり(スクラップブックを作るのが趣味なので、そのまま捨てられない)、数年前の誕生日に友達にもらったビル・ブライソンの『イギリス見て歩き』を再読したり。イギリスに20年住んでいたアメリカ人が、帰国する前にイギリス全土を旅行した体験記で、いかにもアメリカ人が言いそうなジョークと文句の連発。イギリスに興味がある人にはとてもおすすめの面白い本です。今はマンチェスターにちょっと興味があるのでそこも念入りに読んだけど、街並みのことはあまり書いていなくて記憶に残ったのは愛想の悪いチャイニーズレストランだけだった。マンチェスターといえば、下記のポストカードをeBayで買った。

興味ない人にとっては最高にどうでもいい見るのも苦痛なつまらないポストカードですが、消印が1978年であるということと、ウールワースというデパートが写っているという点において、バズコックス研究の一環として私にはとても興味深い資料なのでした。

さらにマンチェスターつながりで、2002年のイギリス映画『24アワー・パーティ・ピープル』を観た。セックス・ピストルズのライブの場面にほんのちょっと出てくるピート・シェリーとハワード・ディヴォート、どちらの役者も全然似ていない。ピート・シェリーはあんなに背が高くない。ハワード・ディヴォート本人がトイレ掃除役で5秒くらい出てきたのがサプライズでうれしかった。

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Midnight Cowboy

『真夜中のカーボーイ』。ニルソンのEverybody’s Talkin’ が流れる始まり方が良い。山積みの皿の向こうにいる男性が、1930年代から抜け出てきたみたいな容貌と声。スリーストゥージーズのかつらなしのラリーみたい。

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Rushmore

『天才マックスの世界』は、私の初ウェス・アンダーソン映画で、公開時にアメリカの映画館で観て結構衝撃受けた。ザ・フーの “You Are Forgiven” がリベンジシーンに合ってる。ジョン・エントウィッスルの声は、くものボリスみたいな低音ボイスより、こういう高い方が好き。

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The Man Without a Past

映画『過去のない男』。救世軍バンドに扮したマルコ・ハーヴィスト&ポウタハウカというフィンランドのバンドが、コンテナ村のような場所でミニコンサートを開いている場面。アキ・カウリスマキ映画では、よくバンドがほぼ一曲まるごと演奏するけど(普通は途中でカットすることが多いと思うけど)、そこがミュージシャンへの愛を感じて好き。

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