A mask called Moretta

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モレッタと呼ばれる仮面の裏側には
突起物がついており、
それを口に咥えて固定する。
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17世紀頃、パリとヴェネチアの貴族の女性に人気があったというこの黒い仮面。
空いているのは目だけで、鼻や口はない。
着けている間はずっと口でくわえていないといけないので、喋る事ができない。
この付け方がなんともいえずフェティッシュで妖しい。
しかも、顔を全部覆うのではなく、中央部分のみが隠れる。
その黒々とした小さな面積が、
電気がない時代の夜、原始的な闇みたいで、ますます妖しい。

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Morning, March 2nd, 1918 (Two moles)

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1918年3月2日、朝。
首筋に、ほくろが二つ、呼吸に合わせて動いていた。
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20世紀初頭の写真といえばモノクロが普通だけど、オートクロームというカラー写真もあった。独特の粒子感があって、ノスタルジックな空気が漂うこの技法が好き。フランスの写真家Paul Castelnauが、1918年にヨルダンで撮ったオートクローム写真に惹かれた。モデルはFayz Bey el Azmというファイサル1世のお付きの人らしい。まさにアラビアのロレンスの時代と場所だ。この絵では、なんだかとっぽい顔になっているけど、実物は妙に今っぽいハンサムな人です。

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Tree with faces

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岡本太郎の講演をYouTubeで聴きながら描いたら、影響されたのか岡本太郎の彫刻モチーフみたいに顔のある木になった。

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Reading Character at Sight (1918) by Katherine M. H. Blackford

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『一目で性格を見抜く』という50ページ程のパンフレットです。1918年。頭の形や体格により、その人の性格を判断するというもの。頭が大きい人は頭脳労働に向いているとか、太っている人は食品に興味があるので、パン屋、肉屋、シェフなどの職業に就いていることが多い、など、乱暴な見解が述べられている。

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Marcel Broodthaers “Editionen (1964-1975)”

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マルセル・ブロータスの展覧会の図録。1978年。この方を知らなかったのですが、モノクロのイメージが整然と並ぶ本の佇まいに惹かれて、15年くらい前にワタリウム美術館のオン・サンデーズで購入(今は経年による変色があるけど、その時はもっときれいな状態だった)。たとえ意味は分からずとも、この文字と線を眺めているだけで詩的な世界に彷徨える。午前11時、白い壁ばかりで誰もいない美術館にいるみたい。

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Gilbert & George “SIDE BY SIDE”

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ギルバート&ジョージの本。初版は1971年、2012年に再出版。表紙はマーブル模様のリネン生地で、本人たち自ら染めたものらしい。モノクロ写真の下に短いシンプルな一文が添えてあって、エドワード・ゴーリーの絵本のような奇妙で静かな可笑しみがある。

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