作成者別アーカイブ: mikinoki

A dream of Oasis playing at an ice cream shop

[2026年8月26日に見た夢]
アイスクリームショップでインストアライブをするオアシス。みんな手にアイスクリームを持っている。オアシスのメンバーもライブが終わった後アイスクリームを手にしていた(食べていたかは覚えてない)。

2年ぐらい前から付けている夢日記、というか夢のメモ。

A Cloudy Sunday

雨上がりの曇った日曜日に、ネギ畑の真ん中にある稲荷神社に自転車で行く。ネギの匂いのする風を顔に受けて、子供の時の遠足を思い出すような懐かしい気分になった。

Tower Records, Heinz Tomato Ketchup and the Ranch Boys

ポストカードが好きで、大きな箱にいっぱい持っている。先週整理していてなんとなく気になった2枚を描いてみた。

1枚目は、1999年頃にデンバーのタワーレコードからもらってきた無料のポストカード。裏にはタワーレコードのロゴが入っている。ダイナー風のテーブルの上にソーセージとスクランブルエッグの朝食が置いてあり、傍らのハインツトマトケチャップのラベルには「Control Your Eggs’ Destiny」と書いてある。90年代末のアメリカ(中西部?)の空気感を感じる広告だなあと思った。90年代末の空気感といえば、最近『バッファロー’66』のドーナツ屋の場面をYouTubeで観てすごく良かった。

2枚目は、ワタリウム美術館のミュージアムショップ「オン・サンデーズ」で20年ぐらい前に買ったポストカード。昔のカントリーミュージックのバンドの写真で、Bob McKnight and his Ranch Boysと書いてある。検索したらちょっとだけ情報が出てきて、30年代から40年代にかけて、テネシー州メンフィスのラジオショーに出演していたバンドみたいだ。このポストカードの写真もラジオ局で撮った感じで、マイクにNBC WMCとある。今気がついたけど、後ろの壁にホイッスラーの絵。

バンドメンバーのことまで調べるつもりはなかったのだけど、せっかくなので分かったことを忘備録として書いておきます。といっても、分かったことはあまりない。
(以下途中)

◎フレッド Freddie Boy Burns
ギター。

◎ジミー Jimmie Smith
サクソフォン、ヴァイオリン、他に7つの楽器、ボーカル。

◎ボブ Bob McKnight
盲目のカントリー歌手。

◎レイ Ray Martin
アコーディオン、他に6つの楽器、ボーカル。

◎スリム Slim Sullie

◎ハーマン Herman Horsehair Bugfuzz
本名はIvey Petersonで、1910年生まれ、1991年没。

WSB Barn Dance

フレッド、ジミー、レイ、スリムは、Billy Rose Theatre Divisionというニューヨーク公共図書館の演劇資料アーカイブに写真が保管されている。

Chrysanthemum

お盆に山吹色の菊を買ってきた。薄暗い部屋の中で見ると、世紀末ウィーンの退廃的な雰囲気を漂わせているような気がしてスケッチブックに描いたら、なんだかベッタリのっぺりした感じで、むしろ大正時代の見世物小屋の絵というか浅草オペラを思わせた。というより、その時代の舞踏家、澤モリノの写真を思い出した。

これが澤モリノの写真(『大正昭和美人図鑑』小針侑起 河出書房新社)。

本によると、1889年に群馬県で生まれ、1933年に朝鮮の平壌で没とある。「浅草オペラの全盛時代、人気絶頂のモリノのブロマイドは飛ぶように売れ、ペラゴロたちの机上を飾った」と書いてある。

この写真には不思議な魅力があって、背景の漆黒がまずエキゾチックだ。珍しい異国の植物があるキューガーデンの黒、ロンドンで一番古いコーヒーハウスの黒、19世紀の探検家がアフリカの奥地で記念撮影したような黒、などである。藤の長椅子で上半身を起こすモリノを浮き上がらせる光には、ヨーロッパの海辺の街の写真館みたいな空気がある。チャーミングであると同時にどこか少しいかがわしさがある表情(アメリカ出身だと詐称していたという逸話もあることだし)、舶来品らしきじゃらじゃら着けのネックレスやスカートの変わった装飾にも見入ってしまう。

夜はベランダで線香花火をした。20本入って200円位の中国製のもの。久しぶりに花火の火薬の匂いを嗅いだ。形が菊みたいだった。

Charles de Gaulle Airport, J. D. Salinger and Castella

朝9時19分に家のベランダから西の空を見ると、羽田空港を数分前に離陸したばかりのシャルル・ド・ゴール空港行きエールフランスが飛んでいる(なぜ分かるかというと、スマホに入れているアプリ「Flightradar24」で調べたから。これを見ると、私が机の前でダラダラしていてそろそろ寝ようかというこの瞬間にも人が世界中で移動しまくっているのがよく分かる。夜の太平洋に浮かぶ無人島の真上を飛行機が通り過ぎていくのを確認したりするのも良い)。

急にサリンジャーの短編小説が読みたくなって何編かトライしたところ、なぜか睡魔に襲われるので趣向を変え『サリンジャーと過ごした日々』(ジョアンナ・ラコフ著)という回想録を読む。90年代中頃に大学院を出たばかりの若き著者が、ニューヨークの出版エージェンシーでサリンジャーと交流した一年間を描いた話で面白くて一気に読んだ。勢いをつけたところで改めて『フラニーとズーイ』を図書館で借りる。村上春樹訳で、今度は最後まで読めるか(実はサリンジャーでちゃんと読んで心底感動したのは今のところ『ライ麦畑でつかまえて』しかない。20才の時のこと)。

駅ビルで文明堂のカステラを買う。ドグラマグラに長崎カステラが出てくる場面があり、どうしても食べたくなったので。文明堂は文明堂総本店から独立した東京の会社で、長崎のカステラとは少し味が違うらしい。今度リサーチと称して長崎の老舗店のカステラを取り寄せることにする。材料は、鶏卵、砂糖、小麦粉、水飴。久しぶりにおいしかった。

Dogra Magra (76) (a novel by Kyusaku Yumeno in 1935)

『ドグラ・マグラ』夢野久作(76)

私は開いた口が閉さがらなかった。正木、若林の両博士が、何のためにコンナ奇妙なイタズラをするのかと思い迷った。悪戯にしても余りに奇妙な、不合理な事ばかり……一体今朝から見た色んな出来事や、様々の書類の内容は、みんな真剣な事実なのか知らん。それとも二人の博士が馴れ合いで、私を戯弄ために仕組んだ、芝居に過ぎないのじゃないかしらん……と……そんな風に考えまわして来るうちに、今の今まで私の頭の中に一パイになっていた感激や、驚きや、好奇心なぞの山積が、同時にユラユラグラグラと崩れ初めて、自分の身体と一緒にスウーとどこかへ消え失せて行くように感じたのであった。

(引用は青空文庫より)

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Kinema Junpo Theater

千葉県柏市のキネマ旬報シアターで『ヌーヴェルヴァーグ』を観る。
マメタロウのことで心が重くつらいので、閑散として静かで、薄暗くて温かみのあるここのロビーは本当に落ち着く。
映画の本や古い雑誌がずらりと壁に並び、手作り感のあるPOPとかポスターもすごく良い。
レイトショーで安かったので、浮いたお金で売店のキャラメルポップコーンを買う。
タクシードライバーのロバート・デ・ニーロのTシャツを着た男の子が売店の人と話していて、そういうのもキネマ旬報度が高くてイイ。

Dogra Magra (75) (a novel by Kyusaku Yumeno in 1935)

『ドグラ・マグラ』夢野久作(75)

私のツイ鼻の先に奇妙な人間が居る……最前から、若林博士が腰かけているものとばかり思い込んでいた、大卓子の向うの肘掛廻転椅子の上に、若林博士の姿は影も形もなく消え失せてしまって、その代りに、白い診察服を着た、小さな骸骨じみた男が、私と向い合いになって、チョコナンと座っている。
 それは頭をクルクル坊主に刈った……眉毛をツルツルに剃り落した……全体に赤黒く日に焦けた五十恰好の紳士であるが、本当はモット若いようにも思える……高い鼻の上に大きな縁無しの鼻眼鏡をかけて……大きなへの字型の唇に、火を点つけたばかりの葉巻をギュッと啣くわえ込んで、両腕を高々と胸の上に組んで反そりかえっている……骸骨ソックリの小男……それが私と視線を合わせると、悠々と葉巻を右手に取りながら、真白な歯を一パイに剥むき出してクワッと笑った。
私は飛び上った。
「ワッ……正木先生……」

(引用は青空文庫より)

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Thank you, Mametaro

昨日の夕方、マメタロウの火葬が終わるのを待つ間に大学の敷地を散歩した。木と木の間から見える空が、マメタロウが寝てるみたいに見えた。

Dogra Magra (74) (a novel by Kyusaku Yumeno in 1935)

『ドグラ・マグラ』夢野久作(74)

「どうだ……読んでしまったか」
という声が、不意に私の耳元で起った……と思ううちに室の中を……ア――ン……と反響して消え失せた。
その瞬間に私は、若林博士の声かと思ったが、すぐに丸で違った口調で、快濶な、若々しい余韻を持っている事に気が付いたので、ビックリして背後を振り向いた。けれども室の中は隅々までガランとして、鼠一匹見えなかった。
……不思議だ……。

(引用は青空文庫より)

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やっと、正木博士の長い書類が終わり、元の部屋に帰ってきた!

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Petit research for Japanese novel “Dogura Magura” (4) (about the room)

夢野久作の小説『ドグラ・マグラ』の絵を描くためのプチリサーチ(4)

大正15年10月のある朝、「わたし」は若林博士に連れられて九州帝国大学精神病科本館2階にある正木博士の居間兼標本室を訪れる。この部屋で「わたし」は若林博士の説明を聴き、正木博士の残した厖大な書類を読み、正木博士と対面する。『ドグラ・マグラ』は、ほとんどこの部屋の中だけで進むようなものなので、一度小説の部屋の描写を整理したいと思い、上から見た図を描きました(昔読んだ妹尾河童の『河童が覗いたヨーロッパ』を思い出しながら。全然あんなに精密じゃないけど)。

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Dogra Magra (73) (a novel by Kyusaku Yumeno in 1935)

『ドグラ・マグラ』夢野久作(73)

「青黛山如月寺縁起」のマンガみたいにコマ割りにしてるページは、「チャンバラ」の場面があっけなく終わってしまっていたので、1ページ追加した。表紙抜かして全部で5ページだったのが6ページになった。「6」の方が「六道」にもつながって良いね。

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