Dogra Magra (38) (a novel by Kyusaku Yumeno in 1935)

『ドグラ・マグラ』夢野久作(38)

―W氏の手記に拠る―
第一回の発作
◆第一参考 呉一郎の談話
▼聴取日時 大正十三年四月二日午后零時半頃。同人母にして、左記女塾の主人たる被害者千世子(三十六歳)の初七日仏事終了後―
▼聴取場所 福岡県鞍手郡直方町日吉町二〇番地ノ二、つくし女塾の二階八畳、呉一郎の自習室兼寝室に於て―
▼同席者 呉一郎(十八歳)被害者千世子の実子、伯母八代子(三十七歳)福岡県早良郡姪の浜町一五八六番地居住、農業―余(W氏)―以上三人―

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