Yukio Mishima interviewed

たまたま1963年の三島由紀夫のインタビューを観て印象的だった。

インタビュアー:ご自分をお好きですか。
三島由紀夫:キライじゃありませんね。それはね、あの、少年時代の自己嫌悪は非常に強かった。あーだけど、自己嫌悪っていうのは非常に非生産的な感情だと思ってよしちゃったんですよ。それから好きになりました。

その後に笑顔になるのだけど、その笑顔が、さわやかというのでは全然ない、なんともいえないスゴイ笑顔。何かがじわじわと10段階ぐらいに分けてにじみ出てきているかのような。戸棚の扉をゆっくりと開けたら、奥に仕舞っておいたニタニタ笑いの頭蓋骨が少しずつ見えてきた感じ。

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