Mongolian night sky crossed by artificial satellites

モンゴルの遊牧民を訪れた日本人の紀行文が、中学校の国語の教科書に載っていた。著者の名前を思い出せないけれど、大草原の星空に圧倒された、空を横切る人工衛星まで肉眼で見ることが出来た、という内容の文章があった。あまりに澄んでいるので、人工衛星の通過音まで聞こえてきそうだ、とたしか書いてあってものすごく印象に残った。どういう音か分からないけど、なんとなく、とてもささやかな機械音というか、金属音のようなのがカタカタ聞こえてきそうな感じがした。実際、人工衛星がそういう音を立てるのか不明だけど。それほど空気が澄んでいて、どこよりも暗い夜空に、カタカタ音をたてながらスーと動いて行く人工衛星というのが、とても詩的でロマンチックだと思った。

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