Grosse Victime Magazine (Vol.5)

画家/デザイナーのアントワーヌ・パリさんが編集長を務めるフランスの雑誌「Grosse Victime Magazine」。4号に引き続き、5号にも私の絵を載せてくれました。2022年度のアングレーム国際漫画祭オルタナティブBD賞にノミネートされた、雑誌とZINEの中間のような本です。色々なアーティストが絵や文章を寄稿し、毎号変わる一つののテーマに沿って混沌とした世界を作り上げています。今号のテーマは「ポルノ・グラフィック」で、他の方のバイオレント&クレージー系の絵の中に、私の花屋や映画『サブマリン』の絵を見るのは面白い。なんだかこう、本来とは違う意味が出てくるような、ピースフルな絵だけど見え方が微妙に変わるというか。グロテスクな濃いページが続く中、あえてこういうグリーンな絵を挿入することにより本全体の奥行きを出す、という意図があるのかな。アントワーヌさんにそのあたりを聞いていないので分かりませんが。

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